第26回管理栄養士国家試験の合格発表
厚生労働省より、第26回管理栄養士国家試験の合格発表がありました。

今年は、21,268人の受験者のうち、10,480人が合格し、合格率は何と49.3%の高値でした。管理栄養課程の新卒者に限ると、合格率は91.6%まで上がります。また、合格者数も初めて一万人台の大台に乗りました。

今年の問題は、五肢択二という新しい形式の問題も5%出題されましたが、全体的に比較的易しい問題が多かったように思います。

いずれにしても基本を大切にしてしっかりと実力を身につけ、易しい問題を取りこぼさないことが大切だと思います。四年生の皆さんは、来年3月の国家試験受験に向けて、着実に勉強を続けていきましょう。

駒沢女子大学・駒沢女子短期大学 第1回オープンキャンパス
平成24年度第1回駒沢女子大学・短期大学のオープンキャンパスが、5月26日(土)午後2:30より行われます。

健康栄養学科では、「学科説明(25分間)」 → 「体験授業(25分間)」 → 「施設・設備見学(25分間)」 → 「個別相談(希望者のみ)」を行います。

当日の体験授業は、次の通りです。


「栄養ってなあに?」・・・・・・・「栄養」ってご存知ですか。どこかで聞いたり見たりしたことはあるんだけど・・・。でも、いざ説明しようと思うと難しくありませんか。今回はこの「栄養」に焦点をあて、皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。


初回ですので、「栄養を学ぶとはどういうことか」をやさしく初歩から説明します。

栄養士・管理栄養士に進路を定めている人はもちろん、進路に迷っている人もどうぞご参加ください。進路を決めるために役立つ情報を、できる限り提供します。もちろん駒沢女子大学を受験するかどうかは問いません。

当日は西山も、学科説明の受け付けや個別相談のブースでお待ちしております。


しばらく休眠中
このブログ、もう1カ月ほど更新が止まっています。
ここのところ少し忙しくてしばらく休眠していますが、そのうち復活します。
栄養士実力認定試験 平成23年度 問題23
問題23 ヒトの核酸についての記述である。正しいのはどれか。

 (1)DNAは、三重らせん構造である。
 (2)DNAの相補的塩基対は、共有結合により形成されている。
 (3)DNAは、核内でヒストンに巻きついている。
 (4)mRNAをもとに、たんぱく質を合成することを複製という。
 (5)各アミノ酸に対応するコドンは、それぞれ一つである。


もしかしたら正文を選ぶのは難しいかもしれません。他の4つの文章を誤文と判断し、削除法で解く方が易しいかもしれません。

(1) これはすぐわかりますね。三重ではなく二重らせん構造です。

(2) 共有結合ではなく水素結合です。AとTでは2箇所、CとGでは3箇所の水素結合が形成されています。ちなみに、もしも共有結合だったとしたら、強力すぎて二重らせんをほぐすことができないかもしれませんね。そうなると、DNAの複製も転写も不可能になります。弱い水素結合が、重要な役割を果たしています。

(3) DNAは、核たんぱく質であるヒストンに2回半巻きついて、ヌクレオソームを形成しています。

(4) これは、複製ではなく翻訳です。転写、翻訳、複製などの用語を正しく覚えているか、確認しましょう。

(5) コドンは4の3乗で64通りあります。一方、アミノ酸は20種類ですので、たとえ終止コドンを考慮しても、各アミノ酸に対応するコドンは複数ありそうですね。実際に複数あることを、遺伝暗号表で確認しておきましょう。


答え (3)
栄養士実力認定試験 平成23年度 問題22
問題22 アミノ酸代謝についての記述である。正しいのはどれか。

 (1)尿素は、腎臓内の尿素サイクルで合成される。
 (2)尿素のアミノ基は、アミノ酸のアミノ基に由来する。
 (3)ロイシンは、糖原性アミノ酸である。
 (4)アドレナリンは、トリプトファンから合成される。
 (5)ヒスチジンは、脱アミノ反応によりヒスタミンとなる。


(1) 腎臓ではなく肝臓です。

(2) 正文です。アミノ酸のアミノ基は、主にグルタミン酸に集められ、肝臓でグルタミン酸脱水素酵素によってアンモニアが遊離し、これが尿素サイクル(オルニチンサイクル)によって尿素に変換され、尿中へ排泄されます。(細かく言えば、アスパラギン酸のアミノ基も関わっていますが、これもやはりアミノ酸のアミノ基です。)

(3) 誤文です。「ロイシンおよびリシンはケト原性アミノ酸」ということは、しっかりと暗記しておきましょう。これは丸暗記しかありません。

(4) アドレナリンの前駆体となるアミノ酸はチロシンです。チロシン → ドーパ → ドーパミン → ノルアドレナリン → アドレナリンという合成経路は、これも丸暗記しておきましょう。

(5) これはまぎらわしいのですが、誤文です。ヒスチジンからCO2が取れてヒスタミンができますので、脱アミノ反応ではなく、脱炭酸反応です。そもそも脱アミノ反応だと、ヒスタミン(アミン)ではなくなってしまいますね。


答え (2)