食品衛生管理者および食品衛生監視員の資格
明日はいよいよ4月3日、入学式の日です。新入生の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

予報によれば、幸い天候にも恵まれそうです。駒沢学園入口から駒沢学園への上り口にある桜も、ちょうど見ごろになりました。よい入学式になりそうです。

それに加えて新入生の皆さんに良いお知らせです。健康栄養学科では、栄養士資格や管理栄養士国家試験受験資格が取得できますが、これに加えて本年度入学者から、食品衛生管理者および食品衛生監視員の資格(任用資格)が取得できるようになりました。

以前より申請をしていましたが、3月31日付で養成施設として新規登録したという正式の通知が届きました。ただし、この資格は「任用資格」と言いまして、ある職務に就くことが前提の資格ですので、誤解のないようにお願いします。詳しくはこちらのHPを参照してください。
「ヘルスケア・レストラン」で健康栄養学科が紹介されました.
日本医療企画(JMP)の「ヘルスケア・レストラン」2010年3月号で、駒沢女子大学健康栄養学科が紹介されました。

昨年秋に完成した八十周年館を中心として、実習室や健康栄養相談室、体育館から坐禅堂まで、4ページにわたって詳しく紹介をいただきました。私どもの大学や学科の特徴や良さが、十分に伝わるようにまとめていただきました。雑誌編集のスタッフの皆さまに、感謝申しあげます。

取材当日、かなりの長時間にわたって、撮影やインタビューにご協力をいただいた学生の皆さんにも感謝いたします。

本当は記事の内容を写真で紹介したいのですが、著作権の問題がありますので、表紙のごく一部のみを紹介いたします。ご興味をお持ちの方は、こちらからも購入が可能です。よろしければどうぞ。

ヘルスケアレストラン
健康栄養学科の実験用機器類の紹介(8)
今日紹介するのは、顕微鏡です。

管理栄養士になるのになぜ顕微鏡? と思われるかもしれませんが、管理栄養士はただ栄養の知識があればいいわけではありません。人体の構造や機能をしっかりと理解した上で、栄養成分が体のどこにどのように影響を及ぼすかを知る必要があります。また、病態を考える場合にも、人体の構造と機能は必須の知識です。

実際には「解剖生理学実験」の授業で、組織像の観察をしてもらう予定です。写真(上)は、学生実習用の顕微鏡です。このタイプの顕微鏡は30台ありますが、実習用としてはかなり高いスペックを持っていますので、組織をクリアに観察することが可能です。

真中の写真は、膵臓の組織を顕微鏡観察したときの例です。インスリンなどが分泌されるランゲルハンス島や、膵液を合成する腺房、膵液を運ぶ導管である膵管などがはっきりと観察できます。この平面的な像から立体的な臓器を想像し、そこにさらにホルモンや膵液などの動きを重ねていくことで、人体の構造と機能についての理解が深まるはずです。

下の写真は、デジタルカメラが接続されたタイプです。簡単な画像解析などもできますので、希望者がいれば卒業研究などで使ってもらう予定です。

顕微鏡完成
健康栄養学科の実験用機器類の紹介(7)
本日紹介するのは、電子天秤です。これまで紹介してきた機械類よりもかなり小型の機械です。

用途はきわめてシンプルで、物の重さを測定することです。ただし、身の回りにある普通の計りなどに比べると、はるかに精度よく測定することができ、0.01mg(ミリグラム)すなわち10万分の1g(グラム)まで表示できます。

ほんのわずかな風でも、数値がふれますので、周囲がガラスでおおわれています。この天秤は、計量皿に特徴があり、特異な格子状になっています。メーカーによれば、そのために安定性が良くて高速計量が可能なのだそうです。

学生の皆さんが実際に使用するのは、「食品学実験」の予定です。食品試料の重さを精密に測定して、水分含量や灰分などを算出します。このタイプの天秤は7台設置してありますので、待ち時間も少なく、効率的な実験ができるようになっています。精密機械だけに、取扱いは慎重にお願いします。


電子天びん
健康栄養学科の実験用機器類の紹介(6)
写真の機械は、凍結乾燥機です。フリーズドライヤーとも言います。たとえば、カップラーメンに入っている乾燥したネギや卵、肉だとか、フリーズドライ製法で作られたインスタントコーヒーなどを思い浮かべて、これらを作る機械だと考えてもらうとわかりやすいかもしれません。

簡単に言えば、凍らせた食品やその他の物質を、凍った状態のまま乾燥させるための機械です。乾燥させている間も0℃以下の低温が保たれますので、成分の化学変化が起こりにくく、風味の変化も少ない優れた乾燥法です。

凍結乾燥の原理はちょっと難しいのですが、たとえばドライアイスを室温に置くと、液体の状態を経ずに気体(二酸化炭素)になるような「昇華」という現象を利用しています。もちろん通常の条件では、氷は溶けると液体の水になり、いきなり水蒸気にはなりません。しかし、真空下では水もドライアイスのように、固体から気体に昇華します。(高校の化学で水の状態図というものを学んだ人は、これを思い出してください。)

実際には、まず凍結乾燥したいサンプルを凍らせて、写真のチャンバー部分に入れます。すぐに真空ポンプのスイッチをオンにすると、水が昇華して凍結乾燥が可能となります。小さな氷のかけらが、溶けずにそのまま消えていくのは、ちょっと不思議な光景です。

生化学実験では、「ほうれんそう」や「にんじん」を凍結乾燥し、有機溶媒でクロロフィルやベータカロテンを抽出する時に使用する予定です。ただし、乾燥には7~8時間もかかるため、学生の皆さんに使ってもらうというよりは、学生実験の準備で使用することになります。

凍結乾燥機_DSCN5592