2010年11月13日 (土)
先日の生化学実験Ⅰで、唾液アミラーゼによるデンプンの加水分解の実験を行いました。
唾液中のα-アミラーゼによるデンプンの加水分解を、酸加水分解と対比しながら確認する実験です。
この実験によって、デンプン分子を構成するα-1,4グリコシド結合やα-1,6グリコシド結合を復習するとともに、唾液アミラーゼと膵液アミラーゼとはアイソザイムの関係にあることなども再確認しました。(この結合様式やアイソザイムの定義などは、国家試験にも頻出しますので、何度も復習しておきましょう。)
実際には、デンプンの消失をヨウ素反応で、また還元糖の生成をベネディクト反応で確認しました。
ついでに、口腔内に開口する大唾液腺は、耳下腺、顎下腺および舌下腺であることや、耳下腺は漿液性で酵素を豊富に含むことなども復習しました。
簡単な定性実験ですが、写真のように耳下腺の唾液の方が消化能力が高いこと(デンプンの消失が速いこと)が、どの実験班でも再現性よく確認できました。(写真は、履修学生のひとりから提供してもらいました。有難うございます。)
本当は膵液由来のパンクレアチンや、α-アミラーゼとは分解様式の異なるグルコアミラーゼなども試したかったのですが、時間の都合で割愛しました。いつか機会があれば実験に取り入れたいと思います。

唾液中のα-アミラーゼによるデンプンの加水分解を、酸加水分解と対比しながら確認する実験です。
この実験によって、デンプン分子を構成するα-1,4グリコシド結合やα-1,6グリコシド結合を復習するとともに、唾液アミラーゼと膵液アミラーゼとはアイソザイムの関係にあることなども再確認しました。(この結合様式やアイソザイムの定義などは、国家試験にも頻出しますので、何度も復習しておきましょう。)
実際には、デンプンの消失をヨウ素反応で、また還元糖の生成をベネディクト反応で確認しました。
ついでに、口腔内に開口する大唾液腺は、耳下腺、顎下腺および舌下腺であることや、耳下腺は漿液性で酵素を豊富に含むことなども復習しました。
簡単な定性実験ですが、写真のように耳下腺の唾液の方が消化能力が高いこと(デンプンの消失が速いこと)が、どの実験班でも再現性よく確認できました。(写真は、履修学生のひとりから提供してもらいました。有難うございます。)
本当は膵液由来のパンクレアチンや、α-アミラーゼとは分解様式の異なるグルコアミラーゼなども試したかったのですが、時間の都合で割愛しました。いつか機会があれば実験に取り入れたいと思います。

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