栄養士実力認定試験 平成23年度 問題23
問題23 ヒトの核酸についての記述である。正しいのはどれか。

 (1)DNAは、三重らせん構造である。
 (2)DNAの相補的塩基対は、共有結合により形成されている。
 (3)DNAは、核内でヒストンに巻きついている。
 (4)mRNAをもとに、たんぱく質を合成することを複製という。
 (5)各アミノ酸に対応するコドンは、それぞれ一つである。


もしかしたら正文を選ぶのは難しいかもしれません。他の4つの文章を誤文と判断し、削除法で解く方が易しいかもしれません。

(1) これはすぐわかりますね。三重ではなく二重らせん構造です。

(2) 共有結合ではなく水素結合です。AとTでは2箇所、CとGでは3箇所の水素結合が形成されています。ちなみに、もしも共有結合だったとしたら、強力すぎて二重らせんをほぐすことができないかもしれませんね。そうなると、DNAの複製も転写も不可能になります。弱い水素結合が、重要な役割を果たしています。

(3) DNAは、核たんぱく質であるヒストンに2回半巻きついて、ヌクレオソームを形成しています。

(4) これは、複製ではなく翻訳です。転写、翻訳、複製などの用語を正しく覚えているか、確認しましょう。

(5) コドンは4の3乗で64通りあります。一方、アミノ酸は20種類ですので、たとえ終止コドンを考慮しても、各アミノ酸に対応するコドンは複数ありそうですね。実際に複数あることを、遺伝暗号表で確認しておきましょう。


答え (3)