2012年10月29日 (月)
第26回管理栄養士国家試験 平成24年3月18日(日)
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
25 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) オートファジー(autophagy)は、たんぱく質を合成する作用である。
(2) アラニンは、アミノ基転移反応によりオキサロ酢酸になる。
(3) アスパラギン酸は、ケト原性アミノ酸である。
(4) プロテインキナーゼは、たんぱく質分解酵素である。
(5) 尿素回路は、肝臓に存在する。
この問題は、(5)が正文であることをすぐに見抜く必要があります。それほど「尿素回路(オルニチンサイクル)が肝臓に存在する」ことは、常識と言えます。この正文さえ簡単に選び出すことができれば、他の少しやっかいな誤文に惑わされることなく、切り抜けることができます。
(1) × オートファジーは、タンパク質を分解する作用です。細胞内の不要なタンパク質を、細胞自身の酵素で分解する作用です。
(2) × オキサロ酢酸ではなく、ピルビン酸になります。
(3) × アスパラギン酸は、糖原性アミノ酸です。ついでに、リシンとロイシンが完全なケト原性アミノ酸であることも、思い出しておきましょう。
(4) × たんぱく質分解酵素ではなく、たんぱく質リン酸化酵素です。ついでに、プロテインホスファターゼがリン酸化されたたんぱく質を脱リン酸化する酵素であることも、思い出しておきましょう。
(5) ○ 上記のとおり、絶対に覚えておくべき内容です。知らないと恥ずかしいです。
答えは(5)です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
25 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) オートファジー(autophagy)は、たんぱく質を合成する作用である。
(2) アラニンは、アミノ基転移反応によりオキサロ酢酸になる。
(3) アスパラギン酸は、ケト原性アミノ酸である。
(4) プロテインキナーゼは、たんぱく質分解酵素である。
(5) 尿素回路は、肝臓に存在する。
この問題は、(5)が正文であることをすぐに見抜く必要があります。それほど「尿素回路(オルニチンサイクル)が肝臓に存在する」ことは、常識と言えます。この正文さえ簡単に選び出すことができれば、他の少しやっかいな誤文に惑わされることなく、切り抜けることができます。
(1) × オートファジーは、タンパク質を分解する作用です。細胞内の不要なタンパク質を、細胞自身の酵素で分解する作用です。
(2) × オキサロ酢酸ではなく、ピルビン酸になります。
(3) × アスパラギン酸は、糖原性アミノ酸です。ついでに、リシンとロイシンが完全なケト原性アミノ酸であることも、思い出しておきましょう。
(4) × たんぱく質分解酵素ではなく、たんぱく質リン酸化酵素です。ついでに、プロテインホスファターゼがリン酸化されたたんぱく質を脱リン酸化する酵素であることも、思い出しておきましょう。
(5) ○ 上記のとおり、絶対に覚えておくべき内容です。知らないと恥ずかしいです。
答えは(5)です。