第26回 管理栄養士国家試験問題 問題76
第26回管理栄養士国家試験  平成24年3月18日(日)
基礎栄養学

76 遺伝形質と生活習慣病の発症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) 倹約(節約)遺伝子は、効率よくエネルギーを消費させる仮説の遺伝子である。
 (2) 2型糖尿病の発症には、遺伝素因は関わらない。
 (3) ヒト遺伝子の塩基配列には、個人差はない。
 (4) 肥満の遺伝形質をもつ人でも、肥満の予防は可能である。
 (5) 遺伝子の一塩基多型(SNP)は、出生後の食生活の影響によって生じる。





(1) × 倹約(節約)遺伝子は、逆にエネルギーの消費を抑える遺伝子と考えられています。

(2) × 2型糖尿病は、典型的な生活習慣病です。発症には遺伝要因と環境要因との両方が関わります。同じ生活習慣の人でも、2型糖尿病を発症する人とそうでない人がいることを考えれば、すぐわかりますね。

(3) × 個人差はあります。もしも個人差がなかったら、すべてのヒトがクローン(あるいは一卵性双生児)のように、外見も性質もほとんど同じになってしまいます。DNA鑑定による犯罪捜査もできません。

(4) ○ 肥満症も、その発症には遺伝要因と環境要因との両方が関与しています。食事や運動などの生活習慣をコントロールすることで予防や治療が可能だと考えられます。

(5) × 一塩基多型(SNP、スニップ)は、生まれながらのものを指します。



答えは(4)です。