2014年06月30日 (月)
第28回管理栄養士国家試験 平成26年3月23日(日)
24 生体エネルギーと生体酸化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ達べ。
(1) グルタチオンは、活性酸素の産生に関与する。
(2) ATPは、高エネルギーリン酸化合物である。
(3) 脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP合成を促進する。
(4) ATPの産生は、同化の過程で起こる。
(5) 電子伝達系の電子受容体は、水素分子である。
(1) グルタチオンは、活性酸素を産生するのではなく、還元して消去する働きをもちます。
(2) 簡単な正文です。ATPは高エネルギーリン酸結合をもつ化合物です。
(3) 脱共役たんぱく質は、電子伝達系と酸化的リン酸化とを脱共役しますので、ATP合成は抑制されます。
(4) 同化ではなく異化の過程で起こります。グルコースなどの熱量素を分解する過程で、ATPが合成されますので、異化の過程です。一方、同化はたんぱく質や脂質などを生合成する過程ですので、一般にATPの分解(エネルギーの消費)を伴います。
(5) 国試頻出項目です。電子伝達系の最終的な電子受容体は、水素ではなく酸素です。絶対に覚えておきましょう。
答えは(2)です。
24 生体エネルギーと生体酸化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ達べ。
(1) グルタチオンは、活性酸素の産生に関与する。
(2) ATPは、高エネルギーリン酸化合物である。
(3) 脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP合成を促進する。
(4) ATPの産生は、同化の過程で起こる。
(5) 電子伝達系の電子受容体は、水素分子である。
(1) グルタチオンは、活性酸素を産生するのではなく、還元して消去する働きをもちます。
(2) 簡単な正文です。ATPは高エネルギーリン酸結合をもつ化合物です。
(3) 脱共役たんぱく質は、電子伝達系と酸化的リン酸化とを脱共役しますので、ATP合成は抑制されます。
(4) 同化ではなく異化の過程で起こります。グルコースなどの熱量素を分解する過程で、ATPが合成されますので、異化の過程です。一方、同化はたんぱく質や脂質などを生合成する過程ですので、一般にATPの分解(エネルギーの消費)を伴います。
(5) 国試頻出項目です。電子伝達系の最終的な電子受容体は、水素ではなく酸素です。絶対に覚えておきましょう。
答えは(2)です。