2015年02月13日 (金)
平成26年度 栄養士実力認定試験 問題17 平成26年12月7日(日)
問題17 酵素についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 酵素は、活性化エネルギーを高める。
(2) アミラーゼは、酸化還元酵素である。
(3) ラクターゼは、加水分解酵素である。
(4) ミカエリス定数(Km値)は、最大反応速度のことである。
(5) 1つの代謝系で、酵素反応速度が1番速い酵素を律速酵素という。
(1) 逆ですね。酵素は活性化エネルギーを低下させることによって、化学反応を促進します。管理栄養士国家試験にも頻出する項目です。
(2) アミラーゼは酸化還元酵素ではなく、加水分解酵素です。デンプンやグリコーゲンなどのグリコシド結合に1分子の水が加わり分解する反応を触媒します。
(3) ラクターゼは、その名前から推測できるとおり、ラクトース(乳糖)を加水分解する酵素ですので、正文です。
(4) ミカエリス定数(Km値)は、最大反応速度(Vmax)の1/2の速度を与えるときの基質濃度のことです。横軸に基質濃度、縦軸に酵素反応速度をとったグラフ(教科書にある図)で覚えましょう。ちなみに、酵素と基質の親和性が高いほど、ミカエリス定数(Km値)は小さくなりますので、これも覚えておきましょう。
(5) 律速酵素とは、速度が1番遅い反応を触媒する酵素のことです。これも管理栄養士国家試験頻出項目の1つですので、しっかりと覚えておきましょう。たとえばコレステロール合成系では、HMG-CoA 還元酵素がこれに当たります。
答えは(3)です。
問題17 酵素についての記述である。正しいのはどれか。
(1) 酵素は、活性化エネルギーを高める。
(2) アミラーゼは、酸化還元酵素である。
(3) ラクターゼは、加水分解酵素である。
(4) ミカエリス定数(Km値)は、最大反応速度のことである。
(5) 1つの代謝系で、酵素反応速度が1番速い酵素を律速酵素という。
(1) 逆ですね。酵素は活性化エネルギーを低下させることによって、化学反応を促進します。管理栄養士国家試験にも頻出する項目です。
(2) アミラーゼは酸化還元酵素ではなく、加水分解酵素です。デンプンやグリコーゲンなどのグリコシド結合に1分子の水が加わり分解する反応を触媒します。
(3) ラクターゼは、その名前から推測できるとおり、ラクトース(乳糖)を加水分解する酵素ですので、正文です。
(4) ミカエリス定数(Km値)は、最大反応速度(Vmax)の1/2の速度を与えるときの基質濃度のことです。横軸に基質濃度、縦軸に酵素反応速度をとったグラフ(教科書にある図)で覚えましょう。ちなみに、酵素と基質の親和性が高いほど、ミカエリス定数(Km値)は小さくなりますので、これも覚えておきましょう。
(5) 律速酵素とは、速度が1番遅い反応を触媒する酵素のことです。これも管理栄養士国家試験頻出項目の1つですので、しっかりと覚えておきましょう。たとえばコレステロール合成系では、HMG-CoA 還元酵素がこれに当たります。
答えは(3)です。