2017年02月26日 (日)
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題17 平成27年12月13日(日)
問題17 酵素についての記述である。誤りはどれか。
(1) 酵素には、基質と結合する活性中心がある。
(2) アイソザイムは、同一の構造をもち、異なる反応を触媒する。
(3) α-アミラーゼは、加水分解酵素である。
(4) ペプシノーゲンには、たんぱく質を分解する活性はない。
(5) ホロ酵素は、アポ酵素と補酵素などの補因子からなる。
(1) 酵素分子中において、基質と結合して触媒反応を生じる部位を、活性中心と言います。
(2) 典型的な誤文です。アイソザイムとは、「同一個体内に存在し、同一の化学反応を触媒するが、構造が異なる酵素のこと」を指します。乳酸脱水素酵素(LDH)やα-アミラーゼなどでは、アイソザイムが認められます。
(3) 正文です。α-アミラーゼは、デンプンやグリコーゲンを加水分解します。
(4) 正文です。ペプシノーゲンはペプシンの前駆体であるプロ酵素です。胃内で限定的加水分解を受け、活性型のペプシンに変換されます。
(5) 正文です。酵素の中には、酵素本体(たんぱく質)のみでは活性を示さず、補酵素や金属イオンなどを必要とするものがあります。この場合、酵素本体をアポ酵素、補因子と結合した複合体をホロ酵素と言います。
答えは(2)です。
問題17 酵素についての記述である。誤りはどれか。
(1) 酵素には、基質と結合する活性中心がある。
(2) アイソザイムは、同一の構造をもち、異なる反応を触媒する。
(3) α-アミラーゼは、加水分解酵素である。
(4) ペプシノーゲンには、たんぱく質を分解する活性はない。
(5) ホロ酵素は、アポ酵素と補酵素などの補因子からなる。
(1) 酵素分子中において、基質と結合して触媒反応を生じる部位を、活性中心と言います。
(2) 典型的な誤文です。アイソザイムとは、「同一個体内に存在し、同一の化学反応を触媒するが、構造が異なる酵素のこと」を指します。乳酸脱水素酵素(LDH)やα-アミラーゼなどでは、アイソザイムが認められます。
(3) 正文です。α-アミラーゼは、デンプンやグリコーゲンを加水分解します。
(4) 正文です。ペプシノーゲンはペプシンの前駆体であるプロ酵素です。胃内で限定的加水分解を受け、活性型のペプシンに変換されます。
(5) 正文です。酵素の中には、酵素本体(たんぱく質)のみでは活性を示さず、補酵素や金属イオンなどを必要とするものがあります。この場合、酵素本体をアポ酵素、補因子と結合した複合体をホロ酵素と言います。
答えは(2)です。