第24回 管理栄養士国家試験問題 問題23
第24回 管理栄養士国家試験問題(平成22年3月21日)

23 たんぱく質の構造に関する記述である。正しいのはどれか。
 (1) インスリンは、A鎖とB鎖の2本のペプチド鎖からなる。
 (2) コラーゲンは、二重らせん構造をもつ。
 (3) インスリン受容体は、7つの膜貫通領域をもつ。
 (4) ヘモグロビンは、α鎖とβ鎖からなる2量体である。
 (5) IgGは、各4本のL鎖とH鎖をもつ。



答えは(1)です。

(1) 正文です。インスリンは国家試験に頻出しますので、基本的なことはしっかりと頭に入れておきましょう。A鎖とB鎖の2本のポリペプチド鎖が2か所のジスルフィド結合(S-S結合)でつながった構造をしています。(できれば、プロインスリンからCペプチドが切断されてインスリンができることまで思い出せるように。)

(2) コラーゲンは、二重らせんではなく三重らせん構造をもっています。代表的な繊維状たんぱく質です。

(3) 誤文です。細胞膜を7回貫通する構造は、アドレナリンやグルカゴンなどの受容体に見られる、Gたんぱく質共役型受容体の特徴です。これとは異なり、インスリン受容体はチロシンキナーゼ共役型受容体で、構造も異なります。正直言って、ここまで覚えておく必要があるかどうかは疑問ですが、少なくとも(1)が正文であると自信を持って断定できれば、この問題23は解けます。

(4) ヘモグロビンは、α鎖とβ鎖それぞれ2本ずつが寄り集まった4量体です。これも重要なたんぱく質ですので、教科書で4量体構造を目に焼き付けておきましょう。

(5) IgG(免疫グロブリンG)は、L鎖(軽鎖)とH鎖(重鎖)それぞれ2本ずつから構成されています。これも教科書の図を見直しておきましょう。
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