第24回 管理栄養士国家試験問題 問題24
第24回 管理栄養士国家試験問題(平成22年3月21日)

24 脂質に関する記述である。正しいのはどれか。
 (1) オレイン酸は、n-6系の一価不飽和脂肪酸である。
 (2) エイコサペンタエン酸は、炭素数20の飽和脂肪酸である。
 (3) アラキドン酸は、プロスタグランジンの前駆体となる。
 (4) ホスファチジルコリンは、セリンをもつ。
 (5) ビタミンAは、ステロイド骨格をもつ。



答えは(3)です。

(1) オレイン酸は、n-6系ではなく、n-9系です。炭化水素鎖のメチル基末端から数えて9個目の炭素に二重結合があります。ついでに、必須脂肪酸のリノール酸はn-6系、α-リノレン酸はn-3系であることも復習しておきましょう。

(2) 誤文です。「炭素数が20」までは正しいのですが、「飽和脂肪酸」ではなく、二重結合を5つもつ「不飽和脂肪酸」です。ペンタが「5」、エンが「二重結合」を表すことがわかれば簡単ですが、そうでなくてもエイコサペンタエン酸やアラキドン酸などが、多価不飽和脂肪酸であることは覚えておく必要があります。

(3) 正文です。プロスタグランジンはアラキドン酸から生合成されます。「前駆体」という言葉は、ある物質が生成する前段階の物質を指しますが、この表現は国家試験によく出てきますので、慣れておく必要があります。

(4) ホスファチジルコリン(PC、レシチン)にはセリンはありません。セリンをもつグリセロリン脂質は、ホスファチジルセリン(PS)です。

(5) ビタミンAは、ステロイド化合物ではありません。ビタミン類の中でステロイド骨格を有するものは、ビタミンDしかありません。ついでに、エルゴカルシフェロールやコレカルシフェロールなどの名称や、活性型ビタミンDに変換されて小腸におけるカルシウム吸収を促進することなども復習しておきましょう。
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