第24回 管理栄養士国家試験問題 問題26
第24回 管理栄養士国家試験問題(平成22年3月21日)

26 エネルギーとその変換に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
 a グルコースの好気的代謝によって生じるATPは、嫌気的代謝よりも多い。
 b 37.0℃の水50kgが、2,000kcalの熱量を吸収すると、水温は37.4℃になる。
 c ヒトが生存・活動するためのエネルギーとして利用しているのは、熱エネルギーである。
 d 呼気中の二酸化炭素分子には、摂取した水分子に由来する酸素原子が含まれる。

 (1) aとb  (2) aとc  (3) aとd  (4) bとc  (5) cとd



答えは(3)です。

(a) ○ グルコース1モルから産生されるATPの量は、嫌気的条件下での解糖系では2モル、好気的条件下での解糖系-クエン酸回路-酸化的リン酸化では36あるいは38モルです。したがって正文です。

(b) × 厳密な話はさておき、水1mLの温度を1℃上昇させるのに必要な熱量を1 calとして考えます。50 kgの水を0.4℃上昇させるのに必要な熱量は、50 × 0.4 = 20(kcal)と計算され、問題文にある2,000 kcalとは桁が違うことがわかります。

(c) × 「熱エネルギー」ではなく「化学エネルギー」です。直接的にはATPの高エネルギーリン酸結合に含まれる化学エネルギーを使い、また、間接的にはデンプンやトリアシルグリセロールなどの熱量素がもつ化学エネルギーを利用して、生命活動を行っています。

(d) ○ 教科書のTCAサイクル(クエン酸回路)の図を見てみましょう。水(H2O)が取り込まれ、二酸化炭素(CO2)が排出されていますね。水は摂取した水や代謝水に由来し、二酸化炭素は血流に乗って肺胞に運ばれ、呼気となって放出されます。
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック