第24回 管理栄養士国家試験問題 問題43
第24回 管理栄養士国家試験問題(平成22年3月21日)

43 腎臓の機能に関する記述である。正しいのはどれか。
 (1) 尿素は、主に腎臓で産生される。
 (2) β2-ミクログロブリンは、糸球体では濾過されない。
 (3) へンレ係蹄上行脚で水の再吸収が行われる。
 (4) 副甲状腺ホルモンは、リンの再吸収を抑制する。
 (5) 甲状腺ホルモンは、ビタミンDの活性化を促進する。



答えは(4)です。

(1) 尿素は主に「肝臓」で合成されます。基本です。

(2) β2-ミクログロブリンやβ1-ミクログロブリンは分子量の小さなたんぱく質であり、糸球体で濾過されます。健常者では、尿細管でほとんど再吸収されるため、尿中にはほとんど排出されません。そのため、尿中のミクログロブリン濃度は、腎尿細管の異常を調べるための指標として使われます。

(3) 水の再吸収は、主として近位尿細管で行われ、また、ヘンレ係蹄の「下行脚」や遠位尿細管でも再吸収されます。しかし、へンレ係蹄の「上行脚」では水は再吸収されません。

(4) 正文です。副甲状腺は上皮小体とも呼ばれます。また副甲状腺ホルモンは、パラトルモンやPTHなどの別名で出題される場合もありますので、気をつけましょう。

(5) ビタミンDの活性化を促進するホルモンは、「甲状腺ホルモン」ではなく「副甲状腺ホルモン」です。「副」が入るか入らないかの一文字違いですので、記憶があいまいだと間違えそうですね。文字情報だけで記憶するのではなく、これらの器官の位置や形、大きさなどの解剖学的特徴とともに印象に残しておくと、間違いが少なくなると思います。
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