第23回 管理栄養士国家試験問題 問題27
第23回 管理栄養士国家試験問題(平成21年3月22日)

問題27 脂質についての記述である。正しいのはどれか。
 (1)ジアシルグリセロールは、複合脂質である。
 (2)ヒトは、α-リノレン酸を合成できる。
 (3)ロイコトリエンは、アラキドン酸から生成される。
 (4)アシルCoA合成酵素は、コレステロール合成の律速酵素である。
 (5)アポたんぱく質(アポリポたんぱく質)は、脂質とたんぱく質からなる。




答えは(3)です。

(1) ジアシルグリセロールやトリアシルグリセロールは、脂肪酸とアルコール(グリセロール)から成る典型的な単純脂質です。複合脂質とは、糖やリン酸を含む脂質のことを指します。

(2) これは一瞬で誤文と見抜きましょう。リノール酸およびα-リノレン酸は、生体内で全く合成できないため、必須脂肪酸(不可欠脂肪酸)として分類されます。したがって合成できません。ちなみにアラキドン酸は生合成可能ですが必要量以下しか合成できないため、広義の必須脂肪酸として扱われます。

(3) 正文です。ロイコトリエンやプロスタグランジン、トロンボキサンなどのエイコサノイドは、アラキドン酸から誘導されます。

(4) コレステロール生合成の律速酵素は、よく出題されますので絶対に覚えておきましょう。HMG-CoA レダクターゼ(HMG-CoA還元酵素)ですね。したがってこの選択肢は誤文です。

(5) まぎらわしいですが、誤文です。キロミクロンやLDLなどのリポたんぱく質の、たんぱく質部分のことをアポたんぱく質といいます。したがいまして、アポたんぱく質に脂質は含まれません。
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