第23回 管理栄養士国家試験問題 問題29
第23回 管理栄養士国家試験問題(平成21年3月22日)

問題29 核酸に関する記述である。正しいのはどれか。
 (1)アミノ酸をコードするコドンは20種類ある。
 (2)イントロンは開始コドンをもつ。
 (3)mRNA(伝令RNA)はテロメアをもつ。
 (4)rRNA(リボソームRNA)はエキソン(エクソン)をもつ。
 (5)tRNA(転移RNA)はアンチコドンをもつ。




答えは(5)です。

(1) mRNA上の3つの塩基の並びで構成されるトリプレットコドンは、理論的には4の3乗で64種類あります。ただしそのうち3種類は終止コドンですので、アミノ酸をコードするコドンは61種類あることになります。したがって誤文です。(そんなに正確に覚えてなくても、遺伝暗号表を思い出せば、20種類をはるかに超えるコドンがあったことが思い出せるでしょう。)

(2) イントロンはDNAに存在する介在配列です。一方、開始コドンはmRNAに存在します。全く別のものです。

(3) テロメアとは、染色体の末端部に存在するDNAとたんぱく質から成る構造体です。したがって、mRNAには存在しません。テロメアは、細胞の寿命や老化との関連で注目されています。

(4) エキソン(エクソン)とは、遺伝子としてのDNAのうち、実際にたんぱく質をコードする部分を指します。したがって、rRNAにはエキソンはありません。

(5) 正文です。tRNAは特定のアミノ酸と結合し、これをmRNA上の遺伝暗号に従って連結していく役割を果たします。この遺伝暗号を認識する際に重要なのが、コドンを認識するアンチコドンと呼ばれる領域です。
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