第23回 管理栄養士国家試験問題 問題42
第23回 管理栄養士国家試験問題(平成21年3月22日)

問題42 腎臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。
 (1)腎小体は、糸球体と尿細管からなる。
 (2)糸球体では、アミノ酸は濾過されない。
 (3)へンレ係蹄は、遠位尿細管と集合管の間に存在する。
 (4)糸球体で濾過された水分は、約50%が尿細管で再吸収される。
 (5)1本の集合管には、複数の尿細管が合流する。




答えは(5)です。

(1) 腎小体(マルビギー小体)は、糸球体とボウマン嚢(糸球体嚢)から構成されています。よって誤文です。ついでに腎小体は腎皮質部に存在していることも思い出しておきましょう。

(2) アミノ酸は低分子物質ですので、グルコースや無機塩類などと同様、糸球体から自由に濾過されます。したがって誤文です。

(3) ヘンレ係蹄(ヘンレのループ)は、遠位尿細管と近位尿細管との間にあるループ状の部分です。したがって誤文です。

(4) 糸球体で濾過された水は、その99%が尿細管で再吸収されます。(集合管でも幾分は再吸収されますが。)1日につくられる原尿の量は150~200リットルにも及びますので、もしも水が50%しか再吸収されないとすると、1日の尿量は75~100リットルと計算され、おかしいことに気付くと思います。

(5) 正文です。教科書にあるネフロンの図を見れば、一目瞭然ですね。もしもゆとりがあれば、それぞれの腎単位(ネフロン)で生成された尿は集合管に集められ、腎乳頭部に分泌されることや、その尿が腎杯で受け取られ、腎盂(腎盤)を通じて尿管に集められ、腎門から出ることなども確認しておきましょう。
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