第25回 管理栄養士国家試験問題 問題26
第25回管理栄養士国家試験  平成23年3月20日(日)

26 糖質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。

 (1) インスリンは、肝臓へのグルコースの取り込みを抑制する。
 (2) グルコースは、ペントースリン酸回路で代謝されATPを生じる。
 (3) 乳酸脱水素酵素は、乳酸からオキサロ酢酸を生成する。
 (4) グリコーゲンホスホリラーゼは、グリコーゲン合成を促進する。
 (5) ビタミンB1は、ピルビン酸脱水素酵素の補酵素である。



(1) インスリンは、肝臓に作用してグリコーゲンの合成を高めます。これに伴い肝臓へのグルコースの取り込みが促進されます。よって、誤文です。

(2) ペントースリン酸回路の役割は、エネルギーの産生(ATPの合成)ではなく、NADPHならびにリボース 5’-リン酸の合成です。この基本を覚えていれば、誤文だとわかりますね。

(3) 乳酸脱水素酵素は、乳酸からオキサロ酢酸ではなくピルビン酸を生成します。よって誤文です。

(4) グリコーゲンホスホリラーゼは、その名が示すようにグリコーゲンのホスホリレーション(リン酸化)を促進します。すなわち、加リン酸分解を促進します。よってグリコーゲンの合成ではなく、分解を促進します。すなわち誤文です。

(5) 解糖系で生じたピルビン酸は、ピルビン酸脱水素酵素(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ)の作用によってアセチルCoAに変換される。このとき、ビタミンB1の活性型であるチアミンピロリン酸を必要とします。したがって正文です。



答えは(5)です。
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