第22回 管理栄養士国家試験問題 問題23
第22回管理栄養士国家試験  平成20年3月23日(日)

23 糖質に関する記述である。正しいのはどれか。

 (1) ケトースは、アルデヒド基を持つ。
 (2) 天然の糖質は、D型よりもL型の光学異性体が多い。
 (3) セルロースは、α-1,4-グリコシド結合を持つ。
 (4) アミロースは、α-1,6-グリコシド結合を持つ。
 (5) グリコサミノグリカンは、二糖の繰返し構造を持つ。


(1) こんな誤文に、ぜったいに引っ掛かってはいけません。ケトン基をもつ単糖がケトース、アルデヒド基をもつ単糖がアルドースです。ちなみに、管理栄養士国家試験に出題されるような単糖のうち、ケトースはフルクトースのみです。他の単糖(グルコース、ガラクトース、マンノース、リボース、デオキシリボースなど)はすべてアルドースです。

(2) これは覚えておくしかないですね。天然の糖質は、ほとんどがD型(普通はD体といいます)です。

(3) セルロースは、数百のグルコースがβ-1,4-グリコシド結合した重合体(ポリマー)です。もしもα-1,4結合だと、アミロースになってしまいます。

(4) アミロースは、多数のグルコースがα-1,6-グリコシド結合ではなく、α-1,4-グリコシド結合により連結した分子です。α-1,6-グリコシド結合は、アミロペクチンやグリコーゲンの枝分かれ部分に見られる結合です。(もしも1、4、6などの数字やα、βの意味がわからなければ重症です。すぐにグルコースの構造と、炭素のナンバーを復習しましょう。)

(5) 少し難しいですが正文です。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などのグリコサミノグリカンは、確かに二糖の繰り返し構造をもちます。(1)~(4)までが比較的わかりやすい誤文ですので、削除法でも正解を導けるかもしれませんね。



答えは(5)です。
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