第25回 管理栄養士国家試験問題(追加試験) 問題22
第25回管理栄養士国家試験(追加試験,平成23年7月31日)
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

22 糖質に関する記述である。誤っているのはどれか。

  (1) リボースは、アデノシンの構成成分である。
  (2) ジヒドロキシアセトンは、ヘキソースである。
  (3) デオキシリボースは、ペントースである。
  (4) 乳糖は、グルコースとガラクトースからなる。
  (5) グリコーゲンは、分枝(分岐鎖)構造をもつ。




答えは(2)です。

 国家試験では正文を選択する問題が多いのですが、何問かはこの例のように誤文を選択する問題もあります。問題文の「誤っている」は太字になっていますので、よく読んで落ち着いて解答しましょう。緊張して正文を選ばないように。

(1) アデノシンは、アデニンとリボースから構成されるヌクレオシドです。よって正文です。ついでに、リボースは5つの炭素から成る五炭糖(ペントース)であることも思い出しておきましょう。

(2) これは、直感で誤文とわかってほしい問題です。ジヒドロキシアセトンは、炭素数が3の三炭糖(トリオース)です。特に解糖系の中間産物として重要です。いずれにしても、グルコースやガラクトース、フルクトースなどの炭素を6個含むヘキソース(六炭糖)ではないことに、すぐに気付く必要があります。

(3) デオキシリボースは、炭素数5のペントース(五炭糖)です。DNAの構成成分として重要です。ついでに、リボースやキシロースなどもペントースであることを復習しておきましょう。

(4) 乳糖(ラクトース)は、グルコースとガラクトースがグリコシド結合してできた二糖です。結合の様式がβ-1,4結合であることまでわかれば、なお安心だと思います。

(5) これは一瞬で正文であると見抜きましょう。デンプンやグリコーゲンの構造を思い浮かべて、アミロースは直鎖構造、アミロペクチンやグリコーゲンは分枝構造をもつことをイメージできることが大切です。
なお、今回の問題では必要ありませんが、「アミロースはグルコースがα-1,4グリコシド結合で連結していること」、「アミロペクチンやグリコーゲンは、グルコースがα-1,4グリコシド結合で連結し、α-1,6グリコシド結合で枝分かれしていること」および「セルロースはグルコースがβ-1,4グリコシド結合で連結していること」なども、国家試験ではしばしば問われます。必ず復習しておきましょう。
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