栄養士実力認定試験 平成23年度 問題20
問題20 代謝調節についての記述である。正しいのはどれか。

 (1)水溶性ビタミンは、いずれも遺伝子発現調節の働きを行う。
 (2)ホルモン受容体の構造は、脂質が主体である。
 (3)サイクリックAMP(cAMP)は、血液中に存在し、情報を標的細胞に伝達する。
 (4)ステロイドホルモンの受容体は、細胞膜に存在する。
 (5)ホルモンの働きには、セカンドメッセンジャーを必要とするものがある。


(1) ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンでは、遺伝子発現調節の働きが知られています。 一方、水溶性ビタミンであるビタミンB群は、主として補酵素として働き、また、ビタミンCにも遺伝子発現を直接調節するような働きは、特に知られていません。よって誤文です。

(2) 細胞膜上のホルモン受容体は、主としてたんぱく質や糖たんぱく質です。また核内のホルモン受容体は、DNA(核酸)です。いずれにしても、脂質が主体ということはありませんので、誤文です。

(3) サイクリックAMPなどのセカンドメッセンジャーは、血液内ではなく細胞質内で情報の伝達に寄与します。

(4) ステロイドホルモンは、細胞膜を通過することができますので、その受容体は細胞質や核に存在します。

(5) ペプチドホルモンやたんぱく質性ホルモンの受容体は、標的細胞の細胞膜に存在します。ホルモンがその受容体に結合することによって、cAMPなどのセカンドメッセンジャーの細胞内濃度が変化し、たんぱく質のリン酸化等を引き起こすことによって生理的変化を引き起こす例が、数多く知られています。


答え (5)
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