第26回 管理栄養士国家試験問題 問題23
第26回管理栄養士国家試験  平成24年3月18日(日)
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

23 生体エネルギーと代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) 脱共役たんぱく質(UCP)は、酸化的リン酸化を促進する。
 (2) Na+, K+-ATPaseは、K+を細胞外へ排出する。
 (3) 摂取した水分子の酸素原子は、呼気中の二酸化炭素分子には含まれない。
 (4) 代謝過程で生じた熱は、身体活動のためのエネルギー源として利用することができる。
 (5) 脂肪酸のβ酸化経路には、中間代謝物と酸素分子が反応する過程はない。




(1) × 脱共役タンパク質(UCP、サーモゲニン)は、電子伝達系と酸化的リン酸化を切り離します。よって、電子伝達系は進行しますが酸化的リン酸化によるATP合成は妨げられます。

(2) × Na+,K+-ATPaseは、Na+を細胞外へ排出する膜タンパク質です。そのためナトリウムポンプとも呼ばれます。

(3) × クエン酸回路(TCAサイクル)では、H2Oが取り込まれ、CO2が排出されます。したがって、摂取した水分子のOの一部が二酸化炭素分子となって呼気中に排出されることになります。

(4) × 身体活動のエネルギー源となるのは、化学結合に含まれる化学エネルギーです。熱エネルギーを利用することはできません。

(5) ○ これはしっかりと覚えておきましょう。β酸化であっても、解糖系やクエン酸回路であっても、中間代謝物と酸素とが直接反応することはありません。

答えは(5)です。
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック