第26回 管理栄養士国家試験問題 問題24
第26回管理栄養士国家試験  平成24年3月18日(日)
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち


24 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) アポ酵素は、補欠分子族を含む。
 (2) 律速酵素は、代謝経路で最も速い反応を触媒する。
 (3) アイソザイムは、同じアミノ酸配列をもつ。
 (4) 化学反応の活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
 (5) 競合阻害では、酵素反応の最大速度(Vmax)は低下する。



 この問題では、(4)が基本的かつ簡単な頻出問題ですので、これを素早く正文であると見抜くことが大事です。また、(2)の律速酵素や(3)のアイソザイムも頻出項目ですので、注意しておきましょう。これらに比べると、(1)と(5)はやや難しいかもしれませんが、自信をもって(4)を選ぶことができれば、問題ないですね。

(1) × 補欠分子族とは、補酵素や金属などの酵素活性に必須な非タンパク質成分を指します。アポ酵素は、補欠分子族を除いたタンパク質部分を指しますので誤文です。

(2) × ある代謝経路の中で、最も反応速度の遅い反応を触媒する酵素が律速酵素です。この酵素を阻害すれば、その代謝産物の合成を効果的に阻害できますので重要です。解糖系ではホスホフルクトキナーゼ、コレステロール合成系ではHMG-CoA還元酵素がこれにあたります。しっかりと覚えておきましょう。

(3) × アイソザイムとは、同じ化学反応を触媒する構造の異なる酵素です。乳酸脱水素酵素(LDH)やα-アミラーゼなどの例が挙げられます。

(4) ○ 国家試験に頻出しますので、しっかり覚えておきましょう。

(5) × 競合阻害では、基質と阻害剤とが酵素の基質結合部位を奪い合います。この場合、基質濃度を十分に高めると、阻害剤の影響は無視できると考えられますので、最大反応速度(Vmax)は不変です。

答えは(4)です。
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