第26回 管理栄養士国家試験問題 問題83
第26回管理栄養士国家試験  平成24年3月18日(日)
基礎栄養学


83 脂肪酸の体内代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) アラキドン酸は、α-リノレン酸から生成される。
 (2) オレイン酸は、必須脂肪酸である。
 (3) ドコサヘキサエン酸は、炭素数20の脂肪酸である。
 (4) リノール酸は、飽和脂肪酸から生成される。
 (5) エイコサノイドには、血小板凝集を阻害するものがある。




(1) × α-リノレン酸からではなく、リノール酸から合成されます。N-6系列です。

(2) × これは簡単ですね。オレイン酸は生体内で合成可能な非必須脂肪酸です。

(3) × 炭素数は20ではなく22です。ちなみに「ドコサ」は「22」を、「エイコサ」は「20」を表す接頭語です。また、「ヘキサ」は「5」を、「エン」は「二重結合」を示します。つまり、炭化水素鎖(アルキル基)に5つの二重結合をもつ多価不飽和脂肪酸です。

(4) × これも簡単ですね。リノール酸は必須脂肪酸ですので、体内で合成可能なステアリン酸やオレイン酸を不飽和化して合成することは不可能です。

(5) ○ エイコサノイドとは、アラキドン酸などの炭素鎖20の脂肪酸に由来する生理活性物質の総称で、プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンなどを指します。エイコサノイドは、血圧降下、子宮収縮、血管拡張、血小板凝集阻害、気管支拡張などの様々な作用を示します。




答えは(5)です。
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