第26回 管理栄養士国家試験問題 問題85
第26回管理栄養士国家試験  平成24年3月18日(日)
基礎栄養学

85 ビタミンの栄養学的機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) ビタミンAは、アミノ酸代謝の補酵素として働く。
 (2) ビタミンDは、脾臓で活性型に変換される。
 (3) ビタミンB1が欠乏すると、血中の乳酸が減少する。
 (4) ビオチンには、抗酸化作用がある。
 (5) ビタミンCが欠乏すると、出血傾向がみられる。




この問題では、(5)が正文であることを確実に見抜きましょう。ビタミンCの典型的な欠乏症ですので、簡単にわかると思います。

(1) × アミノ酸代謝の補酵素として働くのはビタミンAではなく、ビタミンB6です。

(2) × 脾臓ではなく、腎臓で最終的には活性化されます。ビタミンDの活性化のプロセスは、しっかりと復習しておきましょう。

(3) × ビタミンB1が欠乏すると、乳酸は増加する方向にシフトします。解糖系とクエン酸回路の接点を思い出しましょう。解糖系で生成されたピルビン酸は、アセチルCoAに変換されてクエン酸回路に入ります。この反応はビタミンB1を補酵素として必要としますので、これが欠乏するとピルビン酸は嫌気的条件下の場合と同様に乳酸へと変換され、血中の乳酸が増加する傾向を示します。

(4) × 抗酸化作用をもつビタミンは、ビタミンCとビタミンEです。ビタミンB群に含まれるビオチンには抗酸化作用はありません。

(5) ○ 常識として必ず知っておく必要があります。「ビタミンC欠乏 → コラーゲン合成の低下 → 毛細血管のぜい弱化 → 出血傾向」という関係を再確認しておきましょう。




答えは(5)です。
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