栄養士実力認定試験 平成24年度 問題19
平成24年12月9日(日) 第9回栄養士実力認定試験


問題19 生体内におけるエネルギー代謝についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) 同化作用とは、栄養素に含まれるエネルギーをATPに変換することである。
 (2) 酸化的リン酸化によるATPの合成は、ミトコンドリア内で行われる。
 (3) クレアチンリン酸は、高エネルギーリン酸化合物ではない。
 (4) 電子伝達系では、最終的に電子を水分子に渡す。
 (5) 基質レベルのリン酸化によって、大部分のATPが生産される。





(1) 栄養素をより小さく分解して化学エネルギーを取り出す(ATPに変換する)過程は「同化」ではなく「異化」と呼ばれます。

(2) 正文です。これは必ず覚えておきたい項目です。(これさえ覚えていれば、他の4つの誤文に迷わされることもありません。)

(3) いかにも不自然な文章です。クレアチンリン酸(CP)は高エネルギーリン酸化合物です。特に筋肉内でATPが消費されたときにこのエネルギーを使ってATPを再生する「ATP/CP系」は覚えておきましょう。

(4) 電子伝達系では、電子は最終的に酸素に受け取られて水を生じます。これはよく出題されますので、しっかり覚えておきましょう。

(5) わかりにくい文章ですが、これは「基質レベルのリン酸化」と「酸化的リン酸化」のどちらでより多くのATPが合成されるかを問うものです。基質レベルのリン酸化よりも酸化的リン酸化の方が、より多くのATP合成に寄与していますので誤文です。ちなみに、基質レベルのリン酸化(基質準位のリン酸化)とは、代謝中間産物を基質とした酵素反応に共役してATPが合成される反応を指します。




答えは(2)です。
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2013/06/19(Wed) 22:14 |  |  | 【編集
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