第27回 管理栄養士国家試験問題 問題23
第27回管理栄養士国家試験  平成25年3月17日(日)


問題23 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) アミラーゼは、酸化還元酵素である。
 (2) HMG-CoA還元酵素は、アセチルCoAによってフィードバック阻害をうける。
 (3) フェニルアラニン水酸化酵素は、チロシンからフェニルアラニンを生成する。
 (4) アンギオテンシン変換酵素は、プロテインキナーゼである。
 (5) α-グルコシダーゼは、加水分解酵素である。




(1) アミラーゼはデンプンなどを分解する加水分解酵素です。

(2) HMG-CoA還元酵素は、コレステロール合成の律速酵素で、メバロン酸やコレステロールによってフィードバック阻害を受けます。アセチルCoAは合成経路の上流にありますので、フィードバックは起こりえません。

(3) 逆です。フェニルアラニンからチロシンを生成します。もしもわからなかった場合は、「フェニルアラニン水酸化酵素」という名称を落ち着いて見直しましょう。フェニルアラニンに-OHを導入する酵素という意味ですので、フェニルアラニンが何かに変換される(フェニルアラニンを生成するのではない)ことに気づくと思います。

(4) アンギオテンシン変換酵素は、アンギオテンシンⅠを加水分解してアンギオテンシンⅡに変換する、たんぱく質加水分解酵素です。たんぱく質をリン酸化するプロテインキナーゼではありません。

(5) α-グルコシダーゼは、その名のとおりα-1,4-グルコシド結合を加水分解する酵素です。


答えは(5)です。

学習のポイント:酵素の分類を復習しましょう。また、HMG-CoA還元酵素がコレステロール生合成過程の律速酵素であることや、そのフィードバック阻害は重要です。
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