平成25年度栄養士実力認定試験 問題20  平成25年12月8日(日)
平成25年度栄養士実力認定試験  平成25年12月8日(日)

問題20 生体エネルギーについての記述である。正しいのはどれか。

 (1) 酸化的リン酸化によるATPの合成は、細胞質基質で進行する。
 (2) アデノシンは、ATPを構成する塩基である。
 (3) AMPは、高エネルギーリン酸結合をもつ。
 (4) 解糖系の酵素により直接ATPが生産されることを、酸化的リン酸化によるATPの合成という。
 (5) クレアチンリン酸は、筋肉収縮に関連する高エネルギー化合物である。




(1) 酸化的リン酸化は、細胞質基質(細胞質ゾル)ではなく、ミトコンドリア内で進行します。より細かくは、ミトコンドリア内膜で起こります。

(2) ATPを構成する塩基はアデノシンではなくアデニンです。

(3) ATPやADPには高エネルギーリン酸結合がありますが、AMPには存在しません。

(4) 解糖系の酵素反応によって直接ATPが合成されることは、基質レベルのリン酸化(基質準位のリン酸化)といいます。酸化的リン酸化は、ミトコンドリア内において電子伝達系と共役してATPが合成される反応です。

(5) 正文です。筋収縮に直接使われるエネルギーはATPの加水分解によって生じます。しかし、骨格筋中に蓄えられているATPはわずかですぐに枯渇してしまうため、もう1つのエネルギー源(高エネルギーリン酸化合物)であるクレアチンリン酸(CP)がATPの再合成に使われます。いわゆるATP-CP系です。


答えは(5)です。
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