第29回管理栄養士国家試験 問題26 平成27年3月22日(日)
第29回管理栄養士国家試験 問題26 平成27年3月22日(日)

26 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  (1) γ-アミノ酪酸(GABA)は、トリプトファンから生成される。
  (2) アドレナリンは、ヒスチジンから生成される。
  (3) ユビキチンは、必須アミノ酸の合成に関与する。
  (4) プロテアソームは、たんぱく質リン酸化酵素である。
  (5) オートファジー(autophagy)は、絶食によって誘導される。




(1) γ-アミノ酪酸(GABA)は、トリプトファンではなく、グルタミン酸から生成されます。どのアミノ酸からどの生理活性物質が生成されるかは、国試頻出項目の一つですので、組み合わせをしっかりと覚えておきましょう。

(2) アドレナリンは、ヒスチジンではなく、チロシンから生成されます。ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンは、いずれもチロシンから合成されます。

(3) ユビキチンは、細胞内で不要となったたんぱく質の分解・除去に関与するたんぱく質です。アミノ酸の合成には関与していません。不要なたんぱく質にユビキチンが結合すると、それが目印となって次にプロテアソーム(たんぱく質分解酵素)がそのたんぱく質を分解します。次の(4)とも関連しますが、ユビキチン-プロテアソーム系についは最近頻出していますので、しっかりと復習しておきましょう。

(4) 上記(3)のとおり、プロテアソームはたんぱく質分解酵素です。その作用にはATPを必要とする点に特徴があります。ちなみに、たんぱく質リン酸化酵素はプロテインキナーゼです。

(5) 正文です。絶食する(飢餓状態になる)と、生体は生命を維持するためにグルコースをつくろうとします。すなわち糖新生を行おうとします。そのための材料としてアミノ酸を供給するために、オートファジーによって生体内のたんぱく質を分解する作用が促進されます。



答えは(5)です。
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