第30回管理栄養士国家試験 問題19 平成28年3月20日(日)
19 脂肪酸に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 (1) パルミチン酸は、不飽和脂肪酸である。
 (2) エイコサペンタエン酸は、アラキドン酸と比べて炭素数が多い。
 (3) β酸化される炭素は、脂肪酸のカルボキシ基の炭素の隣に存在する。
 (4) オレイン酸は、ヒトの体内で合成できる。
 (5) トランス脂肪酸は、飽和脂肪酸である。




この問題では、すぐに(4)を正文と見抜きましょう。そうすれば、少しやっかいな(2)や(3)で迷わなくて済むと思います。

(1) パルミチン酸は、炭素数が16の代表的な飽和脂肪酸です。これは覚えておきましょう。

(2) エイコサペンタエン酸もアラキドン酸も、どちらも炭素数は20です。

(3) β酸化を受けるのは、カルボキシ(ル)基の2つ隣の炭素です。カルボキシ(ル)基の隣からα、β、γ・・・となります。

(4) 正文です。体内で全く合成できない脂肪酸は、リノール酸とα-リノレン酸だけでしたよね。これさえ思い出せれば、すぐに正文と判断できます。(ちなみにオレイン酸はステアリン酸にデサチュラーゼ(不飽和化酵素)が作用することにより、生合成されます。

(5) トランス脂肪酸とは、炭化水素鎖中の二重結合がトランス型(シス型ではなく)の脂肪酸のことです。飽和脂肪酸だと炭化水素鎖中に二重結合がないので、おかしいですね。飽和脂肪酸ではなく、不飽和脂肪酸です。




答えは(4)です。

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