平成27年度 栄養士実力認定試験 問題21  平成27年12月13日(日)
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題21  平成27年12月13日(日)

問題21 ヒトの脂質の代謝についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) マロニルCoAは、β酸化の中間代謝物である。
 (2) エイコサ(イコサ)ノイドは、オレイン酸から合成される。
 (3) ケトン体は、肝臓で合成される。
 (4) コレステロールは、体内で合成できない。
 (5) VLDL合成は、脂肪細胞で行われる。


(1) マロニルCoAは、脂肪酸が生合成されるときの中間代謝物です。β酸化の過程では生じません。

(2) エイコサノイドは、炭素数20の多価不飽和脂肪酸であるアラキドン酸あるいはエイコサペンタエン酸から合成される種々の生理活性物質の総称です。オレイン酸からは合成されません。

(3) 正文です。飢餓や糖尿病などによってオキサロ酢酸(オキザロ酢酸)が不足すると、肝臓においてアセチルCoAからアセト酢酸やβヒドロキシ酪酸、アセトンなどのケトン体が合成されます。本問とは直接関連しませんが、ケトン体が増えると血液が酸性化することや、ケトン体は飢餓時の脳や筋肉のエネルギー源になることなども、思い出しておきましょう。

(4) コレステロールは生体内で合成されます。アセチルCoAから合成されることや、メバロン酸という中間代謝物があること、律速酵素がHMG-CoA リダクターゼ(HMG-CoA 還元酵素)であることなどは、必ず思い出しておきましょう。

(5) VLDL(超低密度リポたんぱく質)は、主としてトリアシルグリセロールを肝臓から肝外組織に輸送するリポたんぱく質です。したがって、肝臓で合成されます。脂肪細胞ではありません。




答えは(3)です。
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