平成28年度 栄養士実力認定試験 問題20  平成28年12月11日(日)
問題20 生体エネルギーについての記述である。正しいのはどれか。
 (1) ATPの合成は、摂取したエネルギー源を同化する過程で起こる。
 (2) 電子伝達系において電子は、最終的に二酸化炭素に渡される。
 (3) グルコースの嫌気的代謝によって生じるATPは、好気的代謝よりも多い。
 (4) 解糖系では、酸化的リン酸化によりATPが合成される。
 (5) 酸化的リン酸化は、ミトコンドリア内膜で行われる。



(1) ATPの合成(言い換えればエネルギーの産生)は、エネルギー源の異化の過程で起こります。同化ではありません。

(2) 電子伝達系において、電子は最終的に酸素に受け渡され水を生じます。二酸化炭素ではありません。

(3) 逆です。解糖系などの嫌気的代謝で生じるATPよりも、クエン酸回路(TCAサイクル)やβ酸化などの好気的代謝によって生じるATPの方が多いです。

(4) 解糖系では、酸化的リン酸化ではなく、基質レベルのリン酸化によってATPが合成されます。基質レベルのリン酸化とは、リン酸をもつ基質に酵素が作用することによりADPにリン酸が移行し、ATP合成が起こる反応を指します。一方、酸化的リン酸化は、電子伝達系と共役してミトコンドリア内でATPが合成される反応です。

(5) 正文です。そのまま覚えておきましょう。




答えは(5)です。
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック