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第32回管理栄養士国家試験 問題20 平成30年3月4日(日)
第32回管理栄養士国家試験 問題20 平成30年3月4日(日)

20 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  (1)ミカエリス定数(Km)が小さいほど、酵素と基質の親和性が低い。
  (2)アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。
  (3)化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
  (4)酵素の反応速度は、至適pHで最小となる。
  (5)律速酵素は、代謝経路で最も速い反応に関与する。

(1) ミカエリス定数(Km値)は、最大反応速度(Vmax)の2分の1の反応速度を与える基質濃度と定義されます。したがって、この値が小さければ小さいほど、酵素が基質で飽和されやすいことを示します。すなわち、この値が小さければ小さいほど、酵素と基質の親和性は大きいことになりますので、これは誤文です。国試では時々問われる内容ですので、しっかりと覚えておきましょう。

(2) 酵素の本体はタンパク質(糖タンパク質)ですが、タンパク質だけでは活性を示さず、活性を発揮するためには補酵素や金属原子などの非タンパク質成分を必要とする酵素も存在します。このような酵素において、酵素本体と補酵素や金属原子などとが複合体を形成したものをホロ酵素といいます。このホロ酵素のタンパク質部分のことをアポ酵素といいますが、アポ酵素単体では一般に活性をもちません。よって誤文です。

(3) 正文です。酵素に関わる問題の中で、定番中の定番の記述です。「酵素は活性化エネルギーを低下させることによって、化学反応速度を高める」ことを、しっかりと確認しておきましょう。

(4) 逆です。酵素反応速度は至適pHで最大となります。酵素反応速度が最大となるpHを至適pHといいますので、当然ですね。

(5) これも定番の記述です。絶対に覚えておきましょう。律速酵素とは、一連の代謝経路の中で最も遅い反応を触媒する酵素のことをいいます。律速酵素は、生体内におけるフィードバック制御に関わっていたり、その代謝系を人為的に抑えるための薬剤の作用点になっていたりしますので、重要性が高い場合が多いです。




答えは(3)です。
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