2021年11月07日 (日)
第34回管理栄養士国家試験 問題77 2020年3月1日(日)
77 水溶性ビタミンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) ビタミンB2は、内因子と結合して吸収される。
(2) ナイアシンは、メチオニンから合成される。
(3) 葉酸は、分子中にコバルトを含む。
(4) ビオチンは、コエンザイムA(CoA)の構成成分である。
(5) ビタミンCは、ビタミンEラジカルをビタミンEに変換する。
(1) 誤文です。内因子と結合して吸収されるのは、ビタミンB2ではなくビタミンB12です。ついでに、内因子は胃粘膜(壁細胞)から分泌されるので、胃を全摘した人ではビタミンB12不足をきたしやすいこと、そして、ビタミンB12不足は巨赤芽球性貧血の原因になることなども、思い出しておきましょう。
(2) ナイアシンは、メチオニンではなくトリプトファンから生合成されます。ついでに、ナイアシン不足はペラグラの原因になることも思い出しておきましょう。
(3) 葉酸は金属原子を含みません。コバルトを含んでいるのは、ビタミンB12です。
(4) コエンザイムA(CoA、補酵素A)の構成成分は、ビオチンではなくパントテン酸です。
(5) 正文です。ビタミンEはその抗酸化性で動脈硬化症などの予防に寄与すると考えられています。そのプロセスでビタミンEが酸化された時、これをビタミンCが還元し、ビタミンEに戻すとされています。つまり、ビタミンEとCが協調して、生体内で抗酸化性を発揮していると考えられています。
答えは(5)です。
77 水溶性ビタミンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) ビタミンB2は、内因子と結合して吸収される。
(2) ナイアシンは、メチオニンから合成される。
(3) 葉酸は、分子中にコバルトを含む。
(4) ビオチンは、コエンザイムA(CoA)の構成成分である。
(5) ビタミンCは、ビタミンEラジカルをビタミンEに変換する。
(1) 誤文です。内因子と結合して吸収されるのは、ビタミンB2ではなくビタミンB12です。ついでに、内因子は胃粘膜(壁細胞)から分泌されるので、胃を全摘した人ではビタミンB12不足をきたしやすいこと、そして、ビタミンB12不足は巨赤芽球性貧血の原因になることなども、思い出しておきましょう。
(2) ナイアシンは、メチオニンではなくトリプトファンから生合成されます。ついでに、ナイアシン不足はペラグラの原因になることも思い出しておきましょう。
(3) 葉酸は金属原子を含みません。コバルトを含んでいるのは、ビタミンB12です。
(4) コエンザイムA(CoA、補酵素A)の構成成分は、ビオチンではなくパントテン酸です。
(5) 正文です。ビタミンEはその抗酸化性で動脈硬化症などの予防に寄与すると考えられています。そのプロセスでビタミンEが酸化された時、これをビタミンCが還元し、ビタミンEに戻すとされています。つまり、ビタミンEとCが協調して、生体内で抗酸化性を発揮していると考えられています。
答えは(5)です。
この記事へのトラックバック
| ホーム |