栄養士実力認定試験 平成22年度 問題17
平成22年度 栄養士実力認定試験

問題17 核酸についての記述である。正しいのはどれか。

 (1)隣り合う4つの塩基の組み合わせを、コドンという。
 (2)DNA分子中のシトシンに対応する相補的塩基は、アラニンである。
 (3)プリンヌクレオチドの塩基部分の最終代謝産物は、アンモニアである。
 (4)二本鎖のDNAのそれぞれを鋳型にして、DNAを新たに合成する過程を転写という。
 (5)DNAは、2本のポリヌクレオチド鎖の二重らせん構造である。


答えは(5)です。

(1) コドン(遺伝暗号)は3塩基の組み合わせで構成されています。「4つ」ではありません。(そもそも隣り合って並んでさえいればコドンというわけでもありませんから、いかにも誤文といった文章です。)

(2) シトシンと相補的塩基対を形成するのはグアニンです。CとG、AとTの組み合わせは忘れないように。なお、このAは、もちろん「アデニン」です。この誤文にあるアミノ酸の「アラニン」と、うっかり間違えないように。

(3) 最終代謝産物は「アンモニア」ではなく「尿酸」です。プリン代謝異常によって生じる高尿酸血症により発症する痛風との関連で覚えておきましょう。

(4) 転写ではなく、複製です。DNAのそれぞれの鎖を鋳型として新たなポリヌクレオチド鎖が合成されますので、半保存的複製といわれます。ちなみに転写とは、DNA(遺伝子)の塩基配列にしたがってmRNAが合成される過程です。

(5) 問題なく正文です。ついでにヌクレオチドが五炭糖と塩基とリン酸から成ることや、DNAの2本の鎖が水素結合で結びついていることなども復習・確認しておきましょう。
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