栄養士実力認定試験 平成22年度 問題19
平成22年度 栄養士実力認定試験

問題19 アミノ酸についての記述である。正しいのはどれか。
 (1)たんぱく質を構成するアミノ酸は、10種類である。
 (2)プロトロンビンを構成するアミノ酸には、γ-カルボキシグルタミン酸がある。
 (3)ロイシン、リシン、イソロイシンは、糖原性アミノ酸である。
 (4)アミノ酸のアミノ基は、胆汁酸として排泄される。
 (5)コバルトは、メチオニンの構成元素である。


答えは(2)です。

(1) タンパク質を構成する普通のアミノ酸は、20種類と覚えておきましょう。これがわかれば、簡単に誤文であると見分けられます。実際にはこの20種類以外にも、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリシンや (2)の選択肢に出てくるγ-カルボキシグルタミン酸などの、やや特殊なアミノ酸もあります。(より詳しく説明すると、コドン(遺伝暗号)に対応しているアミノ酸が20種類で、その他のアミノ酸は翻訳後の化学修飾によって作られます。)

(2) 正文です。プロトロンビンは、肝臓で合成される血液凝固因子の一種ですが、この分子を構成するグルタミン酸残基の一部がビタミンK依存性カルボキシラーゼによってカルボキシル化されることにより、作用を示すようになります。ついでにビタミンKが血液凝固に必要とされること(逆にいえば、ビタミンK不足は出血傾向を来すこと)も復習しておきましょう。

(3) ロイシンとリシンは、「糖原性」ではなく「ケト原性」アミノ酸です。これは暗記しておきましょう。イソロイシンは、ケト原性かつ糖原性アミノ酸です。

(4) 「胆汁酸」ではなく「尿素」です。一部は「アンモニア」としても排泄されます。

(5) アミノ酸の構成元素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)および窒素(N)です。メチオニンは含硫アミノ酸ですから、これに硫黄(S)が加わります。どう探してもコバルトは出てきません。(出題の意図はよくわかりませんが、絶対に選んではいけない誤文だと思います。)
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