栄養士実力認定試験 平成22年度 問題20
平成22年度 栄養士実力認定試験

問題20 酵素についての記述である。正しいのはどれか。
 (1)生体内で触媒活性をもつたんぱく質を、酵素という。
 (2)酵素は、活性化エネルギーを高くして、反応を進みやすくしている。
 (3)基質が結合する部位を、アロステリック部位という。
 (4)ビタミンCは、補酵素の作用をもつ。
 (5)酵素反応速度は、pHによる影響を受けない。


答えは(1)です。

(1) これが正答とされています。確かに「触媒活性(作用)をもつタンパク質を酵素という」のは正しいので、正文だと思います。ただ、なぜわざわざ「生体内で」という語句をつけてまぎらわしくしたのかは疑問です。(酵素は試験管内でも作用しますので、大変まぎらわしい文章です。)

(2) 酵素は、活性化エネルギーを減少させて、化学反応を促進します。管理栄養士国家試験にもよく出題される項目ですので、要注意です。

(3) アロステリック部位とは、酵素分子の基質結合部位以外の部位に対して用いられる用語です。たとえば、アロステリック阻害といえば、ある因子が酵素の基質結合部位以外に結合して、酵素活性を阻害することを意味します。

(4) ビタミンCは、一般に補酵素には分類されません。ビタミンB群と間違えないように。

(5) いかにも誤文といった不自然な文章です。酵素には、その酵素が最も働きやすい最適pH(至適pH)があります。たとえば胃内で作用するペプシンの最適pHは1~2ですし、小腸内で作用するトリプシンでは8前後です。一般に酵素活性は、pHや温度などの影響を大きく受けます。
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