平成28年度 栄養士実力認定試験 問題17  平成28年12月11日(日)
平成28年度 栄養士実力認定試験 問題17  平成28年12月11日(日)

問題17 アミノ酸とたんぱく質の構造についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) メチオニンは、芳香族アミノ酸である。
 (2) グリシンには、光学異性体であるD型とL型がある。
 (3) たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸は、β-アミノ酸である。
 (4) たんぱく質の一次構造とは、アミノ酸の配列順序のことである。
 (5) たんぱく質の変性は、たんぱく質の一次構造の分解によって生じる。



この問題では、(2)や(3)が少しやっかいですので、できれば自信をもって(4)を正文として選びたいところです。たんぱく質の一次構造~四次構造の概要は理解しておきましょう。

(1) メチオニンは硫黄原子を含む含硫アミノ酸です。芳香族環はもっていません。

(2) 通常アミノ酸には、D型(D体)とL型(L体)の光学異性体が存在します。しかしグリシンは側鎖がHなので、光学異性体が存在しません。やや難問だと思います。

(3) β-アミノ酸ではなく、α-アミノ酸です。α-アミノ酸とは、カルボキシ基が結合している炭素にアミノ基が結合しているアミノ酸のことを指します。

(4) 基本です。そのまま覚えておきましょう。

(5) 変性とは、たんぱく質の二次構造以上の高次構造に(不可逆的な)変化が生じ、その立体構造が壊れて元のたんぱく質とは性質が変化する状態を指します。一次構造は不変です。一次構造の分解は、変性ではなく加水分解によって生じます。




答えは(4)です。
平成28年度 栄養士実力認定試験 問題16  平成28年12月11日(日)
平成28年度 栄養士実力認定試験 問題16  平成28年12月11日(日)

問題16 ヒトの細胞の構造と機能についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) リボソームでは、解糖系の反応が進行する。
 (2) 粗面小胞体では、脂肪酸のβ-酸化が行われる。
 (3) ゴルジ体では、たんぱく質の合成が行われる。
 (4) 細胞膜は、たんぱく質の二重層からなる。
 (5) ミトコンドリアでは、ATPの合成が行われる。



(1) 解糖系の反応は、細胞質ゾルで進行します。リボソームでもミトコンドリアでもありません。

(2) 脂肪酸のβ-酸化は、粗面小胞体ではなくミトコンドリアで進行する代謝系です。

(3) たんぱく質の合成は、ゴルジ体ではなくリボソームで行われます。

(4) 細胞膜は、たんぱく質ではなくリン脂質の二重層で構成されています。細胞膜の構造としては、リン脂質の二重層にたんぱく質が点在している、いわゆる流動モザイクモデルを思い出せるようにしておきましょう。また、細胞膜にはコレステロールが含まれていることもお忘れなく。

(5) 正文です。ミトコンドリアでは、細胞内呼吸によってATPの合成(すなわちエネルギーの産生)が行われます。




答えは(5)です。
平成28年度 栄養士実力認定試験 問題10  平成28年12月11日(日)
平成28年度 栄養士実力認定試験 問題10  平成28年12月11日(日)

問題10 消化器の機能と構造についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) 栄養素の消化の大部分は、胃で行われる。
 (2) 胃酸は、胃腺の主細胞から分泌される。
 (3) 脂質は、小腸粘膜微絨毛で膜消化を受ける。
 (4) 膵液は、十二指腸に分泌される。
 (5) 大腸粘膜には、絨毛組織が発達している。



(1) 胃ではなく小腸です。これは簡単ですね。

(2) 胃腺までは正しいのですが、主細胞ではなく壁細胞です。主細胞からはペプシノーゲンが分泌されます。

(3) オリゴ糖やオリゴペプチドは、膜消化を受けて単糖やアミノ酸になりますが、脂質は膜消化を受けません。

(4) 正文です。膵臓で作られた膵液は、主膵管を通じて十二指腸に分泌されます。これは基本です。

(5) 絨毛組織が発達しているのは、大腸ではなく小腸です。




答えは(4)です。
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題45  平成27年12月13日(日)
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題45  平成27年12月13日(日)

問題45 ビタミンとその欠乏症についての組み合わせである。正しいのはどれか。
 (1) ビタミンA ----- ペラグラ
 (2) ビタミンB1 ----- 悪性貧血
 (3) ナイアシン ----- 壊血病
 (4) ビタミンB12 ----- 脚気
 (5) ビタミンD ----- 骨軟化症


(1) ペラグラは、ビタミンB群のナイアシン(ニコチン酸)の欠乏により生じます。

(2) 悪性貧血は、ビタミンB12の欠乏によって生じます。

(3) 壊血病は、ビタミンCの欠乏によって生じます。

(4) 脚気は、ビタミンB1の欠乏によって生じます。

(5) 正文です。ビタミンDが欠乏すると小腸におけるカルシウム吸収が低下し、骨石灰化に支障をきたすため、骨軟化症を生じます。




答えは(5)です。
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題43  平成27年12月13日(日)
平成27年度 栄養士実力認定試験 問題43  平成27年12月13日(日)

問題43 たんぱく質とアミノ酸についての記述である。正しいのはどれか。
 (1) ヒトの体たんぱく質を構成するアミノ酸は、9種類である。
 (2) アラニンは、必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)である。
 (3) たんぱく質に脂質が結合している複合たんぱく質を、リンたんぱく質という。
 (4) コラーゲンは、酵素たんぱく質に分類される。
 (5) たんぱく質を構成するアミノ酸の配列順序を、一次構造という。


(1) ヒトの体たんぱく質を構成する普通のアミノ酸は、20種類です。さらにヒドロキシプロリンやγ-カルボキシグルタミン酸などの特殊なアミノ酸を加えると、その種類はさらに増えます。いずれにせよ9種類ではありません。

(2) 必須アミノ酸を覚えておけば、簡単にわかりますね。アラニンは非必須アミノ酸です。

(3) リンたんぱく質ではなく、リポたんぱく質です。

(4) コラーゲンは、酵素たんぱく質ではなく構造たんぱく質です。筋肉、骨、皮膚などに豊富に含まれ、生体の構造を支える働きをしています。

(5) 正文です。そのまま覚えておきましょう。




答えは(5)です。